簡易設定

ユリウス (ユーリウス・エルヴァルト・リーメンシュナイダー)

ディアスロンドに連なる七大神信仰の神殿に剣を捧げた騎士。
想いを告げずに別れた女性がベルヴェに取り残されており、その安否を常に心配している。
彼女を助け出す為にも、一刻も早くゲートを修復しなければ。

PL：カテナ

RPメモ

一人称：俺
二人称：貴公
三人称：連中
口調：基本的に乱暴な物言いだが明確な目上に対しては敬語も使える

容姿・特徴・戦い方

　金髪長身のいかにもエルダナーンらしい容姿の男だが、整っている筈の顔は大きな傷と眼帯で覆われている。
　幼少期は低位ながらも貴族階級の騎士の家に育った為か、読み書きや礼儀作法は最低限身につけている。……筈なのだが、普段の口調や作法は荒くれの戦士とあまり変わらない。

　傷付いた者を癒す《ヒール》、武器を祝福する《ホーリーウェポン》などの神聖魔術に加え、召喚魔術により動物の王の一柱、アラクネからその力の一部を借り受けることができる。あまり才能はなかったようだが、本人は武器を用いた戦闘の訓練を受けており、その根拠のない自信ゆえか敵に対して考えなしに突撃しがちな面がある。近頃鍛冶師の扱う武器強化の魔術を覚え始めたのも、武器の扱いに自信があるゆえだろう。

　日頃「マジェスタの復興の為ならば」と無償の奉仕活動にも積極的に参加しており、無愛想ながら働き続ける姿は冒険の場で見せるそれとはまた違った印象を与えるだろう。とかく本人はベルヴェに取り残された想い人を一刻も早く早く救出に行きたいと考えており、その焦燥感が判断ミスや不調、失敗に繋がり易い。本人に自覚はないようだが、よく大腐海の自警業で活動を共にする友人からはその空回りしがちな性格についてクドクドと説教されている。

ライフパスを交えた設定

【出自：騎士】
　かつて北部平原の小国に仕えていた騎士の家系。ヒューリン社会の中、苦労しながらも代を重ねるごとにその地位を増していった。だが隣国との戦争により故郷は喪失。家族を失った幼き日のユリウスはただ一人、死体漁りにより生き長らえていた。

【境遇：師匠】
　荒れ果てた戦場からユリウスを拾い上げたのは、暗い森の妖精(ダークエルフ)の女だった。二人旅の中、彼女は神々の教えを説くと共に、エリンディルでは珍しい様々な魔術を教えてくれた。
　その師の名はギゼラ。彼女は神々と契約しており、人の窮する地へ召喚される代行者(サロゲート)であった。

【目的：友情】
　旅の終わりに、霧の森で出逢ったドルイドの女性と親交を深めた。しかし彼女はエアルフィンからベルヴェの監視の任を受け、大腐海を超えた遥かな地へと旅立ってしまう。そしてその後、行き来の為に使われていたゲートは壊れ、遂に会うことはなくなった。彼女の事を諦めきれない。瘴気に満ち、妖魔と魔族に溢れた地で補給線もない。早く助けてあげなくては。

　ゆえにユリウスは、彼女に出逢う為にあらゆる手立てを講じた。時には大腐海を船で越えようとしたこともある。だが結局は叶わなかった。焦りは日に日に強まっていくが、今できることはマジェスタの復興を支援することだけだ。やがてゲートが開き、再び会える日を信じて。

使い魔(ファミリア)の設定

"アラクネの眷族" クラナ

　30cmほどの大蜘蛛。動物の王、アラクネの眷族。全身が黒い毛に覆われており、後ろ脚と食肢が長い。
　巣は張らず、もっぱら暗所で待ち伏せして前方を通りかかった獲物を仕留める。かすかに召喚魔術を使用でき、アラクネの力を借りて魔力の糸を使用することがある。

　放し飼いでも十分に生き延びられるだけの能力があるが、ユリウスはやや過保護気味にクラナに接する。餌には金を掛け、出先では背負った雑嚢に隠れさせてやっている。この使い魔は別にユリウスに懐いているわけではない。

セッション履歴

収支履歴