ギルドハウス

薄明館(ギャラリー・トワイライト)

(見出しはココフォリアリンク)
パトロンのアーサー・フランシス・ベルヴェフォードの所有する館。
多層構造になった前衛建築芸術のような円筒型の館で、マジェスタ壊滅の際の大地震で一部が崩れているものの、それでも十分に居住に耐え、また、非常に複雑怪奇な内装をしている。
第一階は画廊になっており、画廊奥の螺旋階段を昇ると家人用のリビング兼、ギルドハウスにたどり着く。リビングは第二層・第三層ぶち抜きの吹き抜けになっていて、マントルピースやソファなどの配置された、豪華なつくりをしている。この部屋にはピアノが置いてあり、たいていセシリアがクラシックを奏でている。
一〜三層は一般的な館としてのつくりになっており、生活しやすい空間である。しかし第四層より上は前衛的な意匠を取り入れており、アスレチックじみた場所さえある。そんな四層にかつてアーサーの息子の使っていた部屋があり、現在はセシリアの住まいとなっている。また、地下層が美術品の倉庫となっている。
地下層……倉庫
第一層……画廊、応接間
第二層……リビング、キッチン
第三層……ロフト、家人用個室
第四層以上……ダンジョン。

ギルドの人々

アーサー・フランシス・ベルヴェフォード

ヒューリン。
このギルドのパトロンである60半ばの男性。ベルヴェフォードは「ベルヴェの渡し場」を意味する。画商を営んでおり、豊富な資産を持っている。妻に先立たれ、息子は出奔してしまい寂しい暮らしを送っていたが、セシリアと出会い、彼女の支援をすることを決める。セシリアの愛と平和のために邪悪と闘う正義と、人の側に立ち戻った妖魔たちを助けたい思いを聞いて賛同した事も理由の一つではあるが、最大の理由は、花と芸術を愛する本来温和な女性でありながら宿命に生きるために自らを律するセシリアに安らぎを与えたいと思ったためである。現在は、出奔した息子の使っていた部屋にセシリアを住まわせている。
第三層に自室を持っている。

マーサ

ヒューリン。
アーサーの雇っている女中。40過ぎの、太ったおしゃべりの女性。妖魔にも物怖じしない肝っ玉を持つ。実は肝の座り具合で言えばセシリアからもアーサーからも上手だと見られている。料理はもちろん家事全般に精通し、薄明館に住む人々の世話を一手に担っている。
第二層キッチンはマーサの領地。
第三層に自室を持っている。

ギルドの活動

主に、人の中に混じり生きる妖魔たちの相互扶助を目的として設立された。
食事の提供、住居の手配、仕事の斡旋などを行っており、宿として部屋を貸すこともある。
冒険者以外にも、人と友好な関係を築く意思がある妖魔ならば分け隔てなく助けの手を差し伸べている。
ギルドの仕事としては、妖魔狩りを行っている。自分たちの生きる場所である人の世の平和を守るため、また邪悪なるものたちとは相いれず人の味方であると示すため、などの目的による。
基本的に妖魔しかギルド加入を受け付けていないが、一切人の加入を認めないわけではない。ただしその加入は現状、セシリアからの勧誘による理由以外では起きないだろう。

ギルド規則

一、人から奪ってはならない
二、人を殺してはならない
三、ただし戦闘においてはその限りではない
四、上記違反するものは狩りの対象となる。

セッション履歴